設置場所を見極めることが何よりも大切です

設置場所を見極めることが何よりも大切です

自販機は設置しておけば接客なしに商品を販売してくれる“魔法の箱”ですが、ロケーションを意識せずにどこに設置しても売れるわけではありません。自販機ビジネスも“客商売”であることには変わりないので、人通りが多かったり、地域の人口が多かったりする場所を選ぶ必要があります。こちらのページでは自販機コンシェルジュが、自販機の設置のロケーションについて解説します。

自販機設置に適さないロケーションとは

自販機ビジネスは、設置場所1つが変わるだけで売上にも大きく左右します。後、立地がいかによかったとしても、設置方法次第で売上に差が出ることを覚えておきましょう。すでに自動販売機のオーナーとなっている方は、以下のような場所に設置をしていませんか? 自動販売機設置に適さないロケーションをチェックしてみましょう。

設置場所が路面ではなく奥まったスペース

自販機は目につくこと、そして認識されることが不可欠です。したがって、設置場所が敷地内に奥まっていたり、路面の目立たない位置にあったり、路面に対して正面を向かず横向きに設置されていたりする場合は売上に左右します。

設置先が突き当たりや行き止まりの道

自販機の売り上げは、人や車の通る数に影響を受けます。そのため、設置先が突き当たりや行き止まりの道路の場合は人通りや車両が少ないので、マイナス評価となります。

車道と歩道の境にガードレールがある道

ドライバーにとって自販機は非常に便利であり、車から降りてすぐに買いにいける位置にあると好都合です。反対にガードレールなどを越えなければいけないケースは、ドライバーの方の売上は下がる傾向にあります。

幹線道路に面しているなど交通量の多い道路

幹線道路沿いや大型トラック、バスなどが絶えず走る道路も売上が伸びない傾向にあります。そのため、停車する余裕がない道路ではドライバーの方の購入率が下がります。また、道幅が狭く交通量が多い道路だと接触事故などの可能性も高まるので、歩行者の方の購入率も下がるようです。

自販機設置におすすめのロケーション

設置に向かない場所があるのなら、反対に向いている場所もあるものです。以下の場所では、自販機の種類にかかわらず、高水準の売上が期待できます。

【自販機設置に向いている場所】

  •  住宅地で近くにコンビニや小売店舗がない場所
  •  通勤・通学などで多くの人が通る道
  •  近くに中学校・高校・大学などがあり、周囲に学生が多い環境
  •  公園やレジャー施設などが側にある環境
  •  商店街や繁華街に隣接している場所
  •  地域の買い物客がよく通る道沿い
  •  50世帯以上の集合住宅に隣接する場所
  •  会社や事業所が多い地域

上記のような場所では、自販機を設置しておくだけで高い売上が期待できる、いわば“狙い目の場所”です。自販機の設置をご検討されている場合は、設置場所が上記の条件と一致するか事前に調査をしておきましょう。

CAUTION!! 自動販売機の設置台数と売上は比例するわけではありません

自販機による売上を上げるために、やみくもに台数を増やす施策はおすすめできません。自販機は数が多くても上記のような売れる条件を満たしていないと、なかなか利益が出づらい面があります。ニーズがある場所には多めに設置し、需要がなさそうなエリアには1台だけにするなど、状況に応じて適正台数を見極めるようにしましょう。